2021年05月20日
『ジキルとハイド』英国の人気作品を読むを終えて。
2021年5月19日 13時半よりオンライン講座 英国の人気作品を読む第3回
スティーブンソン『ジキル博士とハイド氏』を実施しました。
5月は コロナの影響でオンライン講座だけ実施しています。
Zoomを利用して講座を進めていくのですが、コーディネーターの方もZoomの使い方を熟知されていてスムーズに進行していきました。
先ず、スティーヴンソンの年譜、映像化作品の紹介、あらすじ、本文読解。ポイントを何点かピックアップ。和文、英文と併記したテクストをZoomの共有画面で解説していきます。
終了後参加者の方のコメントを頂戴し、白熱講座は終了しました。
★参加者の感想
T氏:途中からの参加になったが、とても参考になった。意味の深い内容だった。コロナ禍イギリス文学を観照できるのは楽しいことですね。ありがとうございます。
H氏:単なる怪奇小説で、物好きが読むものだと思っていたけれど、これだけのことを言っていたのですね。
自分を見つめるのも厳しいヴィクトリア時代だった背景があり、小説の読み方を勉強させていただいた。
E.M.フォースター著『モーリス』の同性愛の小説も、後期ヴィクトリア時代の同性愛は非道徳だという時代のために出版が伸びてしまった。小説から時代の背景が読み取れる。
N氏:とても良いお話で、いつも先生の講義では示唆的なことが多くて考えさせられる。
今まで小説は映画のような感じで見ていたが、この小説『ジキル博士とハイド氏』は誰でもが持っている二面性で自分はしっかりと社会性ができているのかと問われている気がした。
作家の方が療養のために行った場所の情景が浮かび面白かった。
Y氏:他のことで「人間」というのを考えることがあったので、その絡みで参考になる素晴らしい解説でした。
N女史:若い時に『ジキル博士とハイド氏』を読んでいてよくわからなかったけれどわかったような気がします。
誘惑に警告、つまり正しいことをしようと思っっているが、誘惑され周りに流されることがあるが、何かの警告が抑制しているのだろう。
次回は7/21(水)13時半からZoomオンライン講座『ポッサムおじさんの猫と付き合う方法』(これはミュージカルでももっとも有名な「キャッツ」の原作 T.S.エリオット 池田雅之訳、ちくま文庫)を実施いたしますので、ご興味のあるかたは新現役ネット 関西支部事務局までご連絡くださいませ。
Zoomがわからないという方も事前にテストを行いますのでご連絡くださいませ。
新現役ネット 関西支部事務局
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